西本金物の田舎暮らし屋 のショールームに並ぶ「南部鉄器」
産地は岩手県盛岡市です。
昭和30年代、どこの家庭でも火鉢に鉄瓶がのってるという風景がありました。
春夏秋冬、毎日さまざまな沸騰音に耳を澄まし、火鉢には火箸と灰掻きならし、そして五徳が
ありました。火種には木炭や練炭を使い、真っ赤になった火種に灰掻きならしで灰をかぶせて
温度調節をしました。
鉄瓶の中を覗き込むと、水垢が長年の間に白い珊瑚状になっているものもありました。胡桃の
実を指で押しくだいてガーゼにくるみ、鉄瓶の熱い肌に優しくあてながら拭きあげると、黒光り
した輝きがもどってしっとり落ち着いた鉄瓶肌がよみがえりました。
また、鉄瓶内の垢は無理やり取る必要はありません。
錆なども浮いてきて、お蔵入りになる鉄瓶も多いようですが・・・・
次回はお手入れの方法を詳しく書きます。
こちらの画像は50年くらい前の鉄瓶。先代のウチにありました。
まさしく火鉢の上にいつもかかっていた鉄瓶です。
中は錆のかたまりや、垢などで放置されていました。
お手入れで、ここまで回復(^-^)
次回につづく・・・・・